# クラウドWAF
# クラウドWAFについて
GROWI.cloud では、Webアプリケーションを取り巻くさまざまなセキュリティリスクに対応するため、クラウドWAF(Web Application Firewall) を提供しています。
クラウドWAFは、GROWI を含む Web アプリケーションへの通信を監視し、不審なアクセスを自動的に遮断するクラウドベースのセキュリティ機能です。
GROWI.cloud では、Google Cloud Armor をベースにしたクラウドWAFにより、安定性と信頼性の高い保護を提供しています。
# 主な特徴
GROWIや連携サービスとの通信を包括的に保護
クラウドWAFは、以下のようなGROWI関連サービスとの通信も含めて保護対象としています。- GROWI 本体へのアクセス
- HackMD との連携通信(外部エディタの利用)
- Keycloak を利用したログイン・認証通信
不審なアクセスや既知の攻撃パターンを自動でブロック
通常の操作では発生しないような異常なリクエストや、既知の攻撃パターンに該当する通信が自動的に検出・遮断されます。アプリケーション層未満の広範な脅威に対応
Google Cloud Armor のルールセットを通じて、以下のような代表的な攻撃への防御が提供されます:- ローカルファイルインクルード(LFI)
- リモートコード実行(RCE)
- リモートファイルインクルード(RFI)
- メソッドの適用チェック
- スキャナ検出機能
- プロトコル攻撃
- セッション改ざん
- Node.js 向けの攻撃
- 公開済みの脆弱性(CVE)
※ 上記の保護内容は、今後予告なく変更される可能性があります。
# OWASP Top 10 への配慮
GROWI.cloud のクラウドWAFは、OWASP Top 10 に含まれるような重大な脅威への対策も考慮し設計されています。
ただし、すべての脆弱性に対して完全に防御できるものではありません。
特に、クロスサイトスクリプティング(XSS)などのアプリケーション層の一部の脆弱性(L7層) については、WAFによる通信レベルのフィルタリングだけでは検知が難しく、
アプリケーションのソースコードや入力処理の設計に依存するため、GROWI本体の実装や適切な運用での対応が必要です。
こうした対策は、GROWI のソフトウェアアップデートや管理者によるセキュアな運用に委ねられます。
# 利用方法と料金について
クラウドWAF 機能のご利用には、事前のお申し込みと追加費用が必要です。
お申し込み後、GROWI.cloud 側で設定し、サービスに適用されます。
ユーザー側での追加作業は発生しません。
最新の料金体系やお申し込み方法は、以下のページをご確認ください。
GROWI.cloud セキュリティページ (opens new window)
# 注意事項
- 本機能は、GROWI.cloud が提供するストレージをご利用の場合に限り、有効です。
- お客様が管理するストレージ(Owned ストレージ)をご利用の場合は、本機能をご利用いただけません。
この機能に関するご質問や導入希望については、GROWI サポート窓口までお問い合わせください。