growi_cloud
interviews
スタッフの使い心地のために社内wikiサービスを統一
人数増減に左右されずコスト削減へ
株式会社HIKKY(VR法人HIKKY)様


企業情報
業種 : VR/XR
ご利用プラン : スタンダード
「人の創造性を既存の価値観から解き放つ」
VR/AR領域において大型イベントの企画・制作・宣伝、パートナー企業との合同新規事業開発が主業務としています。
エンタテインメン トVRを牽引する注目のクリエイター達をメンバーとして、業界の発展やクリエイターの発掘・育成を目標に2018年に設立。
バーチャル世界の生活圏・経済圏を発展させ、クリエイターがより活躍できる場を支えていく企業です。
課題
- 他サービスを利用していたがユーザー毎に料金がかかり、費用が高騰していた
- Googleドライブを利用していた際は、情報やノウハウが散らばっていた
決め手
- 料金体系が月額固定制でコスト削減が可能であった点
- 同時多人数編集やdraw.io連携、カスタムコードなど業務を円滑にする機能があった点
効果
- 月2万円程のコスト削減につながった
- 社内wikiをGROWIに統一することで、スタッフが他のプロジェクトにアサインされても、スムーズに使い始めることができた

はじめに
今回は、世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」を手掛け ている株式会社HIKKY様に、ナレッジベース導入・活用についてロングインタビューを実施。
VRのスペシャリストに直接お話を伺える貴重な機会!ということで、大急ぎでいそいそとGROWIくん』3Dアバターを作成し、VRChat内の『異世界酒場』にお邪魔させていただきました。
HIKKY様は2020年夏頃からGROWI.cloudの導入を段階的に始め、現在では全社的にご利用いただいております。
また、2021年1月25日に開催されたバーチャルマーケット5でも、出展者向けの入稿ルールをGROWIを使って公開されています。
HIKKY様は2020年夏頃からGROWI.cloudの導入を段階的に始め、現在では全社的にご利用いただいております。
また、2021年1月25日に開催されたバーチャルマーケット5でも、出展者向けの入稿ルールをGROWIを使って公開されています。
水菜さんのご紹介

インタビュイー: 水菜さん(写真むかって左)
ー それでは、よろしくお願いいたします。早速ですが、水菜さんは普段どんな業務を担当しているか教えてください
ディレクターをやっています。バーチャルマーケット5全体の取りまとめと、ユーザーサポートのまとめを担当しています。
あとは、弊社の企業担当の営業と担当先のクリエイターさんとの間に⼊ってディレクションする、と いうこともやったり。
そういえば、最近は影は薄くなったんですけど、開発もしていました。なんかまぁ、色々やってました。
ー 開発からの、現在はディレクションがメインということですか?
はい、今はまったくエンジニアリングはしていませんが、元々エンジニアをやっていました。最近はそういう機会も少なくて、エンジニアのリソース管理、取りまとめを担当していますね。
バーチャルマーケット3のときは自分ひとりでサイト全部を作っていました。
ー なるほど。このワールド(異世界酒場)は様々なイベントで利用されていると耳に挟んだのですが、こちらも水菜さんが作られたのでしょうか?
そうですね、私と異世界酒場のワールドを作成するメンバーで作りました。
作った担当は1⼈で、1週間くらいで作ったんじゃないかな。かなり前になりますが、⾦曜とかに毎週ここで配信をしていたんですよ。
異世界酒場配信という名⽬で今はイベントがたくさんあるんですが、昔は本当に少なかったです。
徐々に認知が広がってきて、200~300⼈くらい来るようになりまして来て、お酒飲んでどんちゃん騒ぎしてました(笑)
で、⽇経BPで取材を受けて、異世界酒場も写真で掲載されましたね。
ー バーチャルマーケットに初めて参加したのですが、とても感動しました。VR上で買い物もできるんですね
ありがとうございます。副主催なので嬉しいですね。
買い物もできますよ。ECサイトに⾶ぶ形で、カニ鍋セットとかもあって、結構買っている⼈も居たみたいです。
ー カニ鍋セット!(笑)最近VR業界の盛り上がりを感じています
そうですね。機材関係などが安くなってきたというのもありますしね。
バーチャルマーケットは年2回やっていたので、忙しくない時期がなくて、3が終わったら4を考えて...という感じですね。
あ、座ってもいいですか?(水菜さん着席)
自分は普段こっち(カウンター)側あまりないんですよね。普段はカウンター内に居ます。
珍しい構図だな、と思って。

『GROWIを使ってみよう』と思ったきっかけ
ー そもそもwikiというものを知ったきっかけは何だったのでしょう
はい。えっと、まずは経緯から。知り合いから『うちGROWI使ってるよ。GROWIいい感じだよ』と紹介してもらったんですよ。それをきっかけにGROWIを使い始めました。それまでは他社サービスですが、E社のナレッジベースを使っていたんですよね。
それまでは他社サービスですが、E社のナレッジベースを使っていたんですよね。
ー 既にwikiを使われていたのですね。当時の課題を教えていただけますか?
E社のナレッジベースは、アカウントの数が増えると⽀払う額が増えるので、コスト的に結構かさんでしまうんですよね。次のイベントに向けたスタッフの⼈数を考えると『ちょっとまずいな』と思いまして、GROWIを検討し始めました。
他のサービスにない特徴として、使えるユーザアカウント数に応じてそれほどコストが増えないんですよね。コストも抑えられて、Markdownで書ける、ということが調べるうちに分かって『GROWIにしようか』と考えました。
あと、GROWIはそのE社のデータのインポート機能があったんですよね。それもあって『使ってみよう』と今に⾄ります。
ー もっと以前の、ナレッジベースがなかった時代…社内wikiそのものを知ったきっかけが気になります
社内から『E社のナレッジベース良いですよ』と⾔われて導⼊したのが始まりですけど、それまでは社内wikiというものはなくて。あくまでノウハウを出演者さんに伝えるため別サービスのwikiを使っていました。
社内の情報をまとめる⽅法はGoogleスプレッドシートとかGoogleドキュメントを使っていたのですが、『社内にノウハウがまとめられるものが必要だよね』といった声が上がってきたんです。
そこから、E社のナレッジベースを導⼊して、GROWIに移⾏という流れになりました。
ー 社内共有は、GoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントを使われていたんですね。そういった中で『社内にwikiを導入しよう』と思ったモチベーションは何でしょうか?
スプレッドシートは画像の取り扱いとかに弱い⾯もあって。誰でも触れるけど、数値計算じゃなくて、ノウハウや⽂字を書くとなるとや やこしくなってしまうんですよね。
あと、ドキュメントが散らばりますね。Googleドライブを使⽤していたときは、情報やノウハウが結構散らばっていました。
GROWI.cloudを選んだ理由
ー アカウント数が増えて料金が気になってきたというお話でした。GROWI.cloudに乗り換えてどのくらいコスト削減できていますか?
E社のナレッジベースを使っていたときには、⽉に2,3万円くらいかかっていました。
GROWI.cloudを使い始めてからは、それが3000円程度になっているので、かなりコスト削減の効果はありますね。
ー GROWI.cloudは『利用者が増えれば増えるほど、金額が増えることはしない』という方針なので、励みになります。ありがとうございます!
よかったです。弊社では人数の増減が頻繁に起きていて、『スタッフが一人増えて、その翌月には実はもうほぼログインしない』みたいな状況があったりするんです。なので『利用者数に応じた課金』では、人数の増減を毎月管理するコストや課題があったんですよね。
(GROWI.cloud にしたことで)そういった管理コストも減ったので、とても助かりました。
ー HIKKY社さんは現在GROWI.cloudで4つのGROWIをご利用になっていますよね。各担当者の方が『GROWI.cloudが良さそうだ』と言って、使い始めたのでしょうか?
というよりは、少し違うかもしれません。
うちの場合は『ComicVket』や『MusicVket』というイベントをやっています。
そうすると、担当がイベントごとに違うので、スタッフが変わってしまう。バーチャルマーケットとComicVketは全然違うものなので、⼊稿ルールも違うんですね。
なので担当者の意⾒というよりは会社の⽅針で、別々のGROWIに分けているかたちです。
社内としては『何か始めるならGROWIがいいよね』とか『そうですね、GROWIは社内としても使い慣れているし』という意⾒があって。更には、スタッフもイベントで⼀部重なるところがあるんです。
たとえば、Vketのスタッフが⼀部ComicVketやMusicVketに居る、というシチュエーションがあります。そのときにスタッフが使い慣れているツールだと良いのかな、とは思っています。⼈やイベントによって扱うwikiを分けてしまうと、⾒え⽅や管理にコストがかかってしまうんですよね。
『このイベントではこちらのサービスを使おうか』という流れになってしまうと、ややこしくなっちゃうじゃないですか。『⼀旦全部GROWIに統⼀しましょう』ということで皆の合意はもらっ ていますね。
もちろん、今後変わる可能性もあるな、とは思っていますが。
ー たしかに、統一することでもコストは削減できますね。質問を少し変えて、GROWI.cloudの好きなところ・気に入っている機能などお伺いしてもよいでしょうか
ストレージの⽤意をGROWI.cloudが代理でやってくれる、という形になったのは本当に素晴らしく『めちゃくちゃいいな』って思いましたね。あれは、開発⼤変だっただろうなって(笑)
※ GROWI.cloudでは2019年12月5日にファイルストレージオプションをリリースしました。
リリース当初のGROWI.cloudって確かGROWIにファイルをアップロードするために『ストレージをAWS S3とかで⾃分で⽤意して設定してくれ』というやり⽅だったと思います。それが最初のネックだったんですよ。
⾃分で⽤意しようと思った時にAWS S3使ったことはあったんですけど、『これどうやるんだっけ?』と思い出すところからで・・・。やっと画像がアップロード出来て『よかった。これで対応できた!』となるのですが、次のGROWIを新しく⽴てる時に『いや、これまたやるのか・・・』という気持ちでした。
それが気がついたら対応していたので『いや、そんなんお⾦払うわ払うわ!!』となって払いました。AWS S3を⾃分で⽤意するとちょっと安くなりますけど、そんなの導⼊と安定コスト考えたらたかが知れてるので、『絶対払った⽅がいいな』とは思いましたね。
他には、GROWIのステータスをUP/DOWNで出しているところが⾮常にわかりやすいですね。
GROWIが『ちょっと調⼦悪いんだろうな』となったときに『もう⼀回再起動してみて様⼦⾒』とできるので。ステータスが明確になっていると、安⼼してこっち(ユーザー)が判断できるのは素晴らしく良いことだと思いました。
あとは、GROWIを何個もポンポンポンと新規に作ることができて、とても良いと思います。
ー ありがとうございます!オープンWikiとしての使い勝手に関しても伺いたいと思います。バーチャルマーケット出展者様向けのマニュアルとしてGROWIを使われていましたが、いかがでしたか?
私はマニュアル(出展者様向けのガイド)はあまり書いていないので、⽣の意⾒ではないですが・・・。
出展者に聞いてみたところ、みんな違和感なく使えたという話でした。以前使っていたサービスでは外部公開URLというものが作れたのですが、それを外部サイトに掲載するときにはちょっと⼿間があったりして。