社内情報共有に活用|ビジネスフレームワーク(競合分析)続き

社内情報に共有できるビジネスフレームワークとして前回は「競合分析」のうち、「4P分析」「4P+α分析」についてご紹介させて頂きました。

「4P分析」「4P+α分析」は競合のマーケティング戦略や大まかな戦略の概要を把握するのに便利なビジネスフレームワークです。今回はその他の「競合分析」のビジネスフレームワークとして「バリューチェーン分析」「コア・コンピタンス分析」を紹介させて頂きます。

バリューチェーン分析

製造業の例

「バリューチェーン分析」は企業が顧客に届ける価値の連鎖を可視化するフレームワークです。企業が顧客に商品・サービスを届けるまでにはたくさんの活動を通して顧客のもとへ届けられます。その過程を可視化することにより競合を分析する手法です。

企業が顧客に商品やサービスを届けるまでの活動は、おおまかに主活動(購買物流・製造・出荷物流・販売、マーケティング・サービス)と主活動を支える内部的な動きである支援活動(全般管理・人事管理・技術開発・調達活動)に分解ができます。

活動を切り分けて考えることで、自社の競争優位性を細かく分析したり、各活動のコストや貢献度などを分析したりすることができます。

バリューチェーンにおける企業の主活動は様々です。企業の大まかな活動を大分類として押さえた上で、各項目の中で細分化できるものは「小プロセス」として分解し、それぞれの活動の特徴や競争優位性を生み出している要素などを分析しましょう。

使い方

  1. 「バリューチェーン分析を可視化する」:バリューチェーンは業種によって様々です。業種ごとにバリューチェーンは異なるため、自社や自社の属する業界における主活動部分を可視化することから始めましょう。
  2. 「情報収集と分析を行う」:小プロセスの項目などを設け、もう一階層掘り下げましょう。細分化した活動の内容や特徴について情報収集し、整理します。

ポイント

バリューチェーンは業界によって様々なので、まず調査対象の業種のバリューチェーンを把握することが重要です。また注意する点としては、同じ業種でもバリューチェーンが異なる業種もいるため、その業種の全体観を把握、整理した上で、フレームワークに落とし込むようにしましょう。

コア・コンピタンス分析

「コア・コンピタンス分析」は他社の強みを知り、自社にしかない強みを分析する手法です。項目に応じて各社の得意とするところ、不得意とするところを点数化します。注意する点としては、「コア・コンピタンス分析」は顧客への価値提供を行う能力のうち、他社には真似できない中核的な能力を分析するフレームワークのため、内部的な強み(人事制度の充実、福利厚生)は考えません。

使い方

  1. 「分析項目を設定する」:競合と比較する分析項目(商品・サービス力、営業力や企画力など)を設定して記入します。数値化ができるように定量的な項目となるようにしましょう。
  2. 「調査対象を設定する」:調査対象を設定します。分析の目的に合った範囲内から、直接的な競合、間接的な競合など、複数ピックアップしましょう。
  3. 「調査を行う」:実際に情報収集をし分析をします。複数メンバーでこの作業を行う場合は点数化する際の基準を共有しておきましょう。
  4. 「コア・コンピタンスを整理します」:最後に、各企業のコア・コンピタンスは何か、といった情報を整理します。

ポイント

ここでのポイントは各社の強みや弱みを把握できていることと競合の強みや弱みを定量的に可視化できているか、等が挙げられます。他社の強みや弱みの点数化が難しい場合は、自社の数字をベンチマークとして相対的な数字を記入するなどして比較できるようにしましょう。

まとめ

ここまで、競合分析における「バリューチェーン分析」「コア・コンピタンス分析」について紹介してきました。「バリューチェーン分析」は事業の運営プロセスに注目した分析手法、「コア・コンピタンス分析」は競合の強み弱みを点数化する点に特徴がある分析手法です。機会があればぜひ活用を検討してみてください。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

引き続き宜しくお願いします。