社内情報共有に活用|ビジネスフレームワーク(アイディアの創出)

ここまでの社内情報に共有できるビジネスフレームワークとして、問題・課題を発見する手法や市場を分析する手法について紹介してきました。

今回は視点を少し変えて、アイディアを創出する手法について紹介していきたいと思います。ビジネスに携わっていると、よく何か新しいアイディアは無いのか、とか、良いアイディアは無いの、とか言われることが、新規事業を立案する部署でなくとも、問われることがあるのではないかと思います。急に言われても、、、という思いはありますが、ビジネスとしてやっている以上何か出さなければなりません。そのような時に今回ご紹介するフレームワークが皆様のお役に立てれば幸いです。

アイディアを発想するために

アイディアを発想する際は、よく集団でディスカッションなどを行う時に「ブレインストーミング」を行うことがあると思いますが、同じような発想で、頭を柔らかく、とにかく発散してみる手法が有効です。

アイディアを生み出す流れは「発散」と「収束」の大きく2つに分類することができます。

「発散」とは情報をインプット、理解、分解し、そこからアイディアを自由に広げるステップです。質にはあまりこだわりすぎず、まずは量をだすことに専念しましょう。

次に「収束」ですが、発散したアイディアを整理、分類、結合するなどして、具体的に活用できる形へと磨き上げていくことを言います。

目的を達成するためのアイディアにたどり着くまでに、この「発散」と「収束」を何度も繰り返していきます。

今回の記事では、アイディアを次々に創出するための手法(発散)としてのビジネスフレームワークをいくつか紹介していきたいと思います。

マンダラート

「マンダラート」というと、大谷翔平選手が使っていた目標達成シートを思い浮かべる方も多いかもしれません。手法としては、マス目状のフレームの中心にテーマを設定し、そこから連想されるアイディアやキーワードを周辺のマスへと書いていく手法です。マスを用意することで強制的に一定量のアイディアをアウトプットすることができます。書き出したキーワードの中から、新たなアイディアへとつなげられる方法はないかを模索していきます。

「マンダラート」はアイディアの創出の手法としても活用できますが、大谷選手が活用していたように目標達成シートとしての活用も可能ですし、問題や課題の要素を書き出してみたり、やりたいことを考える際、などにも有効です。

思いついたアイディアや考えを、網羅的に可視化できるところが、「マンダラート」の特徴です。

使い方

  1. 「中心のキーワードを設定する」:中心(①)にテーマやキーワードを書き出します。新たに開始したいサービスや事業などを中心のキーワードに設定すると良いでしょう。
  2. 「連想されるキーワードを書き出す」:中心に書いたキーワードから連想されるキーワードを、周辺の8つのマスに書き出します(②)。
  3. 「さらにそこから連想されるキーワードを書き出す」:②で書き出した8つのキーワードを、周囲の8マスの中心に書き写し、それぞれのキーワードからさらに連想されるキーワードを書き出していきます。

ポイント

「マンダラート」を進めて行く上でのポイントは、まずは質より量を重視して全てのマスを埋めてみるということが挙げられます。書き出す前に、一旦対象とするテーマに関わるキーワード群の全体像が見えてきていると進めやすいかもしれません。また、作業を進めていると手が止まる場面が出てくるかもしれませんが、もう限界かな、と思いつかなくなってから、もうひと踏ん張りできるかが重要です。

形態分析法

「形態分析法」はテーマを変数に分解してアイディアを発想する手法です。どういうことかというと、対象となるテーマや課題に対して、まずその対象を構成する変数を明記し、各変数の要素を挙げます。そして、その要素を組み合わせてアイディア化していく手法です。

上記の事例では「雰囲気」「色」「場所」「機能」を変数としており、他にも「販売手法」「店員数」などが考えられれますが、基本は3つ、多くても5つほどに絞るのがおすすめです。

使い方

  1. 「テーマを設定する」:アイディア発想を行う対象となるテーマを設定します。
  2. 「変数を設定する」:変数を設定します。上記の例では「雰囲気」「色」「場所」「機能」が変数です。
  3. 「要素を書き出す」:設定した変数ごとに要素を書き出します。例では3つ書き出していますが、特に質と量に制限は設けず書き出していきましょう。
  4. 「アイディアを作る」:書き出した要素を組み合わせてアイディアを作ります。ここでは「自然と調和する雰囲気」「緑」「駅前」「定期的なイベント開催」を組み合わせて、「駅前にあって、定期的にイベントを開催している、緑色を基調とした、自然と調和する雰囲気の店舗って、どんな店舗だろう?」といった具合に考えていきます。

ポイント

ここでは要素を3つずつしか挙げられませんでしたが、更に量があると、選択肢も増え、思考の幅が深まるかもしれません。また横軸である変数については、テーマを構成している変数が何なのかを把握しているかがポイントとなります。

まとめ

ここまで、アイディアを創出する手法についてご紹介してきました。アイディアを考える際に行き詰まったりした場合など、機会があればぜひ活用を検討してみてください。

また、GROWI.cloudは社内wikiの活用や社内情報共有ツールの導入支援を行っております。少しでも気になった方はぜひGROWI.cloudのサイトも訪問頂けると幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

引き続き宜しくお願いします。