社内情報共有に活用|ビジネスフレームワーク(アイディアの収束)

前回は社内情報に共有できるビジネスフレームワークとして、アイディアの創出、発想方法についてご紹介させて頂きました。

今回は創出、発想したアイディアを収束させていくビジネスフレームワークについてご紹介させて頂きたいと思います。

アイディアを整理し、形にする

前回ご紹介させて頂いたアイディアを創出するビジネスフレームワークとしてのマンダラートや形態分析法により、アイディアの発散の手法については学べた方と思います。本記事では、その発散したアイディアを如何に収束させていくかについて説明していきます。

ビジネスフレームワークに入る前に、収束させることの意味や重要性について、まずは考えていきましょう。

視覚化の重要性

皆さんも体験上、発散したアイディアを如何に視覚化、目に見える形にすることかが大事かはご存じかと思います。いくらアイディアが数多く浮かんだとしても、結局そのアイディアをどう活用したいのかが見えてこないと、先に進んでいきません。

したがって、アイディアを収束させて、一層磨いていくためには、「まず形にしてみる」ことが重要です。想像しているもの、空想していることを、実際にアウトプットして、形にしてみることです。

今回ご説明させて頂く、収束のステップにおいては、ここまで発散してきたアイディアの中で重要な要素を抽出、整理、結合させ、1つのアイディアにして練りこんでいきます。まずは形にしてみることを意識して、プロトタイプをつくることで、そのアイディアのゴールに対するイメージが明確になり、仮に複数人で作業を行っているのであれば、メンバー間でイメージの共有がしやすくなります。

プロトタイプ段階ですので、あまり精緻さは意識せず、スピード重視で、形にしたものの意見を募り、修正があれば改善していくことを繰り返し、ブラッシュアップしていくことで、より良いものを仕上げていくことを意識しましょう。

シーンやストーリーを意識する

アイディアを形にするビジネスフレームワークとして、「アイディアシート」「ストーリーボード」を紹介させて頂きますが、アイディアを収束させていくためには、創出、発想したアイディアをいかに目に見える形にしていくか、そのアイディアの具体的な活用方法をどのように考えているかを、ビジュアル化していくことが重要です。

実際にそのアイディアが使われている現場の具体的な「シーン」はどのようなものか、そのアイディアはどのような「ストーリー」のもと展開されるのか、について、形にしていく必要があります。

「シーン」は、つまり、柔軟かつ自由に発想してきたアイディアに現実味を持たせていくステップといえます。

一方、「ストーリー」については、時系列での変化を押さえていくということです。「ストーリー」にすることで、アイディアがどのように活かされるのか、を具体的にイメージすることが可能となりますし、第三者に説明する際に、具体的なイメージを共有できたり、共感を生み出したりすることもできます。

アイディアシート

「アイディアシート」とは、創出、発送したアイディアを、具体化するために頭の中にある考えを書き出すためのシートです。視覚に訴える手法で、頭の中に浮かんだアイディアを、スケッチを描いてアイディアの骨格を整理する手法です。

アイディアをビジュアル化することにより、イメージが視覚化され、他のメンバーともアイディアの共有に繋がり、他のメンバーからのアイディアが追加されたり、改善案をもらうなどのフィードバックが可能となります。

思いついたアイディアの保管としての機能もあるため、いつでも引き出して活用、共有することが可能になるというメリットもあります。

使い方

  1. 「スケッチする」:ビジュアルイメージの箇所に、テーマに対する、頭の中にあるアイディアを紙等に書くことでイメージを具体化します。絵や写真、イラストなど、で、イメージレベルで簡単に描いてみましょう。
  2. 「言語化して整理する」:上記に描いたイメージを、もう少し具体的に考えます。右側の「アイディアの概要」に、アイディアについての基本的な概要を言葉で説明して整えていきます。5W1Hも考えを整理するのに有効ですので、うまく活用していきましょう。
  3. 「他社からフィードバックをもらう」:枠外などに他者からのフィードバックを書き込んでもらいます。フィードバックの内容に基づいて、アイディアを改善していきましょう。

ポイント

当然ですが、頭の中にあるアイディアは、アウトプットしていかないと他人には見えません。アイディアシートは、アイディアをビジュアル化していく手法ですが、例えば、思いついたアイディアに名前を付けてみる、とか、アイディアを特徴づける要素は何だろうか、と考えてみると良いかもしれません。5W1Hで整理してみると、アイディアの解像度もより高まります。

ストーリーボード

4コマのストーリーなどでアイディアを具体化するフレームワークを「ストーリーボード」といいます。4コマでなくとも、付箋を活用するなどして、ストーリー仕立てにし、理想的な顧客体験などのプロセスを時系列で整理していきます。

カスタマージャーニーと似ていますが、よりビジュアルに特化したフレームワークです。

ストーリー仕立てにすることにより、顧客の変化に関するイメージを共有できるメリットがあります。

使い方

  1. 「問題を書き出す」:ストーリーボードでは、問題、課題を抱えている人物が、それを解決していくストーリを考えていくことになります。1コマ目では、問題、課題を抱えている現状を書き出します。
  2. 「問題が解決した様子を書き出す」:問題が解決した様子である「ゴール」を描きます(4コマ目)。
  3. 「問題解決のプロセスを書き出す」:現状からゴールに到達するまでの「問題解決のプロセス」を2コマ目、3コマ目に描きます。
  4. 「ストーリボードを仕上げる」:4つのコマを描き終えたら、ストーリーの内容を整理し、仕上げます。

ポイント

ストーリーボードを作成していく上でのポイントは、ゴールが本当に顧客のためになっているか、ストーリーの中で顧客はどのような変化を体験するか、にスポットを当てて考えることが重要です。

まとめ

ここまでアイディアを収束するビジネスフレームワークとして、「アイディアシート」「ストーリーボード」を紹介してきました。一旦広げたアイディアを収束することに行き詰まった場合など、機会があればぜひ活用を検討してみてください。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

引き続き宜しくお願いします。