リッチテキストエディタとは?機能や使い方を紹介

2024-04-11

そもそもリッチテキストとは?プレーンテキストとの違い

リッチテキストエディタを解説する前に、まずリッチテキストとはなんなのかを解説します。

そして、リッチテキストとセットで知っておきたいのが、プレーンテキストというもので、まずはそちらから解説していきたいと思います。

プレーンテキストとは

プレーンテキストとは文字情報だけで構成されたシンプルなテキストのことです。

そのシンプルさ故のメリットとして、例えばメールを送るときに送信先の環境を選ばなくてもいいというのがあります。逆に、文字を見えやすくするための装飾が一切できず、視認性に乏しいため、資料を作るときなどには使わない方が良いでしょう。

Microsoftのメモ帳はプレーンテキストが採用されているのですが、見て分かる通り、ちょっと味気ない感じがしますよね。

リッチテキストとは

対して、リッチテキストとは書式が変更できたり文字に色を付けたりすることができるテキストのことです。

文字の装飾にはHTMLタグが用いらており、GmailやOutlookなどのメールソフトを始め、WordなどGoogleドキュメントなどのドキュメント作成ツールでも採用されています。

↓はGmailで入力してみた例です。

「リッチテキスト」の部分は、サイズを大きくして更に太字にもしており、「リッチ」の部分は赤字にしてみました。

このように、プレーンテキストがシンプルなテキストなのに対して、リッチテキストでは様々な装飾を施すことができ、文字情報の視認性を向上させることができるのです。

画像や動画の埋め込みも可能

文字の装飾ができるのに加えて、さらに画像や動画の埋め込みができるのも大きな特徴です。

みなさんが普段Gmailで受信しているメルマガなどには画像が添付されているものが多いかと思いますが、画像が添付できるのはまさに、Gmailがリッチテキスト形式であるからなのです。

「文字だけだと伝わりにくい」「画像や動画でも説明したい」という場合でも、リッチテキストなら簡単に解決してしまいますね。

HTMLを知らなくても文字を装飾できるリッチテキストエディタ

さきほども解説したように、リッチテキストでは大きさを変更したり、色を付けたりと、文字に様々な装飾を施すことが可能です。

そして、そのような装飾性の高いテキストを簡単に書くことができるのがエディタこそが、リッチテキストエディタです。

文字の装飾をする際は通常、HTMLというマークアップ言語を用いるのですが、リッチテキストエディタではHTMLを知らなくても、エディタ内のボタンをクリックするだけ。

以下、Gmailのリッチテキストエディタで少し実演してみました。

太字・斜体・色文字などの基本的な機能はほとんどのエディタに備わっていますが、ボタンの配置やUIなどはツールによって異なる可能性があるので、今後新しいエディタを触る機会があれば、少し慣れがいるかも知れませんね。

フリーで使えるリッチテキストエディタ3選

Rich Text Editor

特徴

  • 誰でも簡単に使える
  • 拡張性が高い
  • 動作が軽くて速い

Rich Text Editorのダウンロードページ

Trix Rich Text Editor

  • シンプルな操作性
  • モバイル対応している
  • インライン画像編集が行える

Trix Rich Text Editorの公式ページ

Tiny MCE

主な特徴

  • テキストの書式設定、画像の挿入、表の作成など、機能が豊富
  • セキュリティ性が高い
  • 複数人で同時に編集することが可能

Tiny MCEの公式ログインページ

リッチテキストエディタが搭載されている情報共有ツール、GROWI.cloud

さて、リッチテキストエディタの利便性がわかったところで、最後にリッチテキストエディタでドキュメントを書くことができる情報共有ツール、GROWI.cloudをご紹介します。

スムーズな情報共有が可能

GROWI.cloudは俗に社内wikiと言われるような情報共有ツールで、wikipediaのようなイメージで情報を体系的にまとめることができます。

メンバーおのおのが持っている知見を1つのwikiに集約させていくことで、メンバー全員が社内の全ての情報に簡単にアクセスすることができるのです。もちろん、閲覧制限をかけることもでき、例えば公開範囲を社員だけに限定することも可能です。

料金が安い

GROWI.cloudの料金は定額制なので、ユーザー数が増えてしまっても従量課金制よりもはるかに安い料金で利用することが可能です。

公式HPの料金・機能に料金プランを掲載しているので、ぜひご覧ください。

セキュリティが強い

GROWI.cloudには、IPアドレスフィルタリングやベーシック認証など、柔軟なセキュリティオプションが設けられています。

また、自社のサーバーで運用したいという方のためにも、オンプレミス版が用意されています。

まとめ

ここまでの内容をまとめると、

  • リッチテキストでは文字に様々な装飾を施すことができる
  • リッチテキストエディタを使えば誰でも簡単に文字の装飾が可能
  • リッチテキストエディタが使える社内wiki、GROWI.cloud

になります。

また他の記事で、Webブラウザで使えるMarkdownエディタ もご紹介しているので、ぜひご興味あれば読んでみてくださいね。