【大容量や登録不要あり】ファイル共有サービスのおすすめ14選
皆さんはファイル共有サービスについて知っていますか?
本記事ではファイル共有サービスの意味、選び方、おすすめのサービス、メリットや大容量ファイルの転送におすすめのサービス等を解説していきます。
Contents
ファイル共有サービスとは
ファイル共有サービスとは複数のユーザーが社内外の人とファイルを共有できるツールのことを指します。
そんなファイル共有サービスのデータを保管しておくための場所として、ファイルサーバーとオンラインストレージの二種類があります。
ではファイルサーバーとオンラインストレージの違いは何なのでしょうか?
それはツールを利用する際に「オンライン」の状態である必要があるかどうかです。
ファイルサーバーとは
ファイルサーバーは、社内のネットワーク上に配置されているサーバーです。
ファイルサーバー上に保管しているファイルを操作するには、ファイルサーバーが繋がっているネットワーク内であればオフラインからでもオンラインからでも操作ができます。
オンラインストレージとは
一方オンラインストレージは、社外にあるクラウド上にインターネット経由でファイルを保管するサービスです。
オンラインストレージ上に保管しているファイルを操作するにはオンラインの状態である必要があり、オフラインの状態では操作することはできません。
ちなみに社内外の人とコンテンツを共有できるという点で似ているツールとして、グループウェアというツールがあります。
グループウェアは業務効率の改善を前提としたコミュニケーション促進のためのツールであり、ファイル共有機能やスケジュール管理機能等これ一つで様々な機能が利用できます。
グループウェアについて解説している記事もございますので、ファイル共有機能以外にも様々な機能を搭載した包括的なツールをお探しの方は是非読んでみて下さい。
ファイル共有サービスの選び方
次にファイル共有サービスを選ぶ上で重視すべき4つのポイントを解説していきます。
ストレージの容量が十分か
十分なデータの容量が無いとデータ共有ができなくなる可能性があります。
特に画像や動画を含むデータを共有することが多い場合、容量に余裕があるサービスや容量無制限のプランを選ぶようにしましょう。
必要な機能が揃っているか
データのバックアップ機能やファイルの全文検索機能等、基本的な機能に加えて自社の業務をこなしていく際に、必要な機能があるかどうかをチェックするべきです。
例えば一部の人だけにファイルを共有したい場合、パスワード設定機能があるツールを選ぶと良いでしょう。
セキュリティ性が高いかどうか
ファイルを共有する際に企業の機密情報等、外部に漏れてはいけない情報を共有する可能性があります。
そのためアクセス制限をかけることができたり、通信の暗号化ができる等セキュリティ対策が万全なサービスを選ぶと良いでしょう。
ディザスタリカバリがしっかりしているかどうか
万が一、不正侵入等の人為的災害や自然災害によってシステムが壊滅した場合、復旧・修復ができるようなシステムかどうかを確認しておく必要があります。
また定期的に別のメディアやストレージに、予めデータをバックアップしておくこともオススメです。
おすすめのファイル共有サービス11選
続いておすすめのファイル共有サービスを11選紹介します。
GROWI.cloud
GROWI.cloudは弊社WESEEKが運営する社内Wiki型のナレッジベースですが、ファイル共有サービスとしても活用することができます。
特徴
- 検索エンジンにElasticsearchを採用しており、欲しい情報が早く正確に見つかる
- 料金がユーザー数に左右されない月額固定制なので、コストパフォーマンスが高い
- LDAP/OAuth/SAML など様々な認証方式に対応しており、セキュリティ性が高い
- プランベーシック:月額5,500円、25人×2app、最大50人まで
- ビジネススタンダード:月額15,000円、75人×3app、最大225人まで
- ビジネスプロ:月額42,000円、6app、ユーザー無制限
- エンタープライズ:要お問い合わせ
Googleドライブ
Googleドライブは、Googleが運営するクラウドストレージです。
特徴
- 無料アカウントで使えるストレージ容量が15GBもあるので個人利用におすすめ
- GoogleドキュメントやスプレッドシートなどのGoogle Workspaceと連携させることができる
- インターネットに繋がれていればスマホやパソコン等機器やOSの種類に関係なくファイルを共有できる
料金
- Business Starter:680円/人
- Business Standard:1,360円/人
- Business Plus:2,040円/人
- Enterprise:要問い合わせ
OneDrive for Business
OneDrive for BusinessはMicrosoftが提供するクラウドストレージです。
特徴
- パソコンやスマホ、タブレットなどさまざまなデバイスから簡単にアクセス可能
- WordやExcelなどのOffice製品を利用する際、共同編集をリアルタイムで行うことができる
- 外出先でもファイルの作成や編集が可能
料金(法人向け)
- OneDrive for Business (Plan 1):月額749円/人
- Microsoft 365 Business Basic:月額899円/人
- Microsoft 365 Business Standard:月額1,874円/人
Dropbox Business
Dropbox BusinessはDropboxが提供する法人向けのクラウドストレージサービスです。
特徴
- ローカルで保存したファイルを自動でクラウドに同期させることができる
- 様々な種類のサードパーティー製のアプリと連携させることができる
- 課金をした際、ストレージ1GBあたりの料金が安い
料金
- Basic:無料
- Plus:月額1,500円/個人用
- Essentials:月額2,400円/個人用
- Business:月額1,800円/人
- Business Plus:月額2,880円/人
- Enterprise:要問い合わせ
Fleekdrive
Fleekdriveはワークスタイル変革を実現する企業向けのオンラインストレージサービスです。
特徴
- AWSを基盤とした高度なセキュリティ対策
- 上司からの承認等ルーティンな業務を自動で処理することができる
- アカウントを持たないユーザーに対してメールを添付することなくファイルを共有ができる
料金(税抜)
- Team:月額600円/人
- Business:月額1,800円/人
firestorage
firestorageは個人、ビジネスを問わず利用することができるオンラインストレージです。
特徴
- firestorage法人プランならユーザー数が無制限で利用できる
- 登録不要で1ファイル最大2GBまで無制限でアップロードできる
- 会員登録すれば無料で2GBのストレージも利用できる
料金(個人)
- 未登録会員:無料
- 無料会員:無料
- ライト会員:月額1,037円
- 正会員:月額2,085円
pCloud
pCloudはスイス発のオンラインストレージです。
特徴
- 一生涯利用できる買い切りプランが用意されている
- 無料版でも最大10GBまでファイルを保管できる
- データがEU域内にある非常に安全な認定済みデータセンターに保管されている
料金(個人)
- Premium 500 GB:49.99USD(年間),199USD(永久)
- Premium Plus 2 TB:99.99USD(年間),399USD(永久)
- Ultra 10 TB:1190USD(永久)
セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは中小企業に1番選ばれている法人向けのオンラインストレージです。
特徴
- データはアメリカの政府機関でも使用されているAmazonWebServiceで保管されている
- フォルダごとにアクセス制限をかけることができる
- IT導入補助金を活用できるので導入のハードルを下げることができる
料金
- フリー:無料
- スモール:月額15,000円、初期費用15,000円
- スタンダード:月額25,000円、初期費用25,000円
- ビジネス:月額35,000円、初期費用35,000円
- エンタープライズ:月額48,000円~、初期費用は無料
クリプト便
クリプト便は金融系を中心に売上シェア12年連続No.1のファイル転送・共有サービスです。
特徴
- 情報セキュリティ専門会社が提供する非常にセキュアな体制
- いつ誰が何のファイルを送信したかのログ取得が可能
- UI(使用感)がメールのようになっているので使いやすい
料金
- エントリー:月額20,000円
- ライト:月額50,000円
- スタンダード:月額90,000円
- 個別見積:要問い合わせ
SECURE DELIVER
SECURE DERIVERは富士フィルムが提供するクラウド型ファイル送受信サービスです。
特徴
- 7日間でファイルは自動削除されるのでサーバー容量の管理が不要
- 最大60GBの送受信に対応している
- メールの送受信通数を基準とした料金プランなので、ユーザー数を基準とした料金プランに比べて無駄なコストが発生しにくい
料金
- デリバー500:月額38,000円
- デリバー1000:月額65,500円
- デリバー2500:月額98,500円
- デリバー5000:月額159,000円
- デリバー10000:月額280,000円
- デリバー30000:月額610,000円
DirectCloud
DirectCloudはセキュリティと利便性が特徴のオンラインストレージサービスです。
特徴
- 全プランユーザー数無制限で利用できる
- データが破損した際のバックアップ体制が強固
- 副管理者を設定することにより分散管理に柔軟に対応できる
料金
- スタンダード:月額30,000円
- アドバンスト:月額50,000円
- ビジネス:月額90,000円
- プレミアム:月額180,000円
- エンタープライズ:月額300,000円
大容量ファイルの転送におすすめのサービス3選
次に大容量のファイルを転送する際に役立つおすすめサービスを3選紹介します。
データ便
データ便は月間500万人が利用するファイル転送サービスです。
特徴
- 登録不要で2GB、会員登録すれば無料で5GBまで転送することができる
- ビジネスプランなら転送容量が無制限
- ダウンロード通知機能により受け渡しを確認できる
料金
- ライトプラン:無料
- フリープラン:無料
- ビジネスプラン:月額330円or550円
Giga File便
Giga File便はユーザー登録不要で大容量の無料ファイル転送サービスです。
特徴
- 容量無制限でファイル転送ができる(1ファイル最大300GB)
- ファイルはアップロード後最大100日間保持される
- ファイルの機密性を高めるダウンロードパスワード設定
料金
- 無料
おくりん坊
おくりん坊は動画や印刷用大容量データ等を最大2GBまで送れるファイル転送サービスです。
特徴
- ログイン無しで500MB、ログインすると2GBまで送ることができる
- ビジネス向けのおくりん坊Bizも提供している
- ログインすると送信履歴の確認やアドレス帳機能が利用できる
料金
- 無料
ファイル共有サービスのメリット
これまで様々なファイル共有サービスを見てきました。
これらのサービスを活用すると、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
情報を効果的に共有することができる
電子メール等の従来のツールは情報を共有する際、毎回形式的な挨拶が必要でした。
しかしファイル共有サービスを導入するとその挨拶が不要になり、情報を共有する際の手間を省くことができます。
さらにファイルにアクセス制限かけることで、あるプロジェクトのメンバーだけに閲覧させる等特定の人だけに情報を共有することもできます。
複数人で同時進行で作業を進められる
同時編集機能があればファイルを共有して、複数人で同時進行で作業をすることができます。
内容を更新するごとにファイルを送受信する必要なく、仕事を効率的に進めることができます。
重要なデータの損失を回避することができる
バックアップ機能により社内と社外にデータを保存できるのもメリットです。
万が一、人為的ミス等でデータを消去してしまった際に、バックアップしておいたデータで問題なく作業を進行することができます。
ファイル共有サービスで効率的な情報共有を
ここまでファイル共有サービスについて紹介していきました。
ファイル共有サービスは電子メール等従来のツールと比べて、効果的に情報を共有することができます。
ファイル共有サービスを選ぶ際のポイントに注目しながらぜひ検討してみてください。
またフォルダ管理をする際のルールについて詳しく知りたい方は以下の関連記事をご覧ください。
最後に先ほども紹介した社内Wikiツールの一つ、GROWI.cloud を再び紹介して終わりたいと思います。
GROWI.cloudは弊社WESEEKが開発した社内Wikiツールです。
多人数でリアルタイム同時編集ができて動作も軽く、編集履歴の自動保存や過去の作成履歴の閲覧も可能です。
またアップロードしたファイルは、ページ全文検索やタグ検索によって見つけやすく、さらに管理者向け機能も搭載しています。
さらにユーザーグループ機能で情報の公開範囲を自由に指定することや、閲覧権限の設定などもできるため、チーム拡大の際にも迅速に対応できます。
導入事例は多岐にわたり、ベンチャー企業から大企業まで利用されているほか、東京工業大学のような研究室にも利用されています。
料金は月額固定制で、月額6,050円(税込)〜で利用できます。
社内Wikiについて興味を持たれた方は、ぜひGROWI.cloudをチェックしてみてください。
またファイル共有サービスは情報共有ツールの一種でもあります。
情報共有ツールについて詳しく知りたい方は情報共有ツールについて解説している記事もぜひ読んでみてください。